敏感肌だからこそ美肌になりたい!
理想の肌ケア【応用編】

悩みの多い敏感肌も、自分に合ったスキンケアを行うことで理想の素肌を手に入れることができます。
以前、敏感肌について教えてくださった美容家の永松さんに、「敏感肌」のためのスキンケアについて、詳しく教えていただきました。

自分に合ったスキンケアで、「満ち肌」体験をしてみませんか?

エステティシャン/美容家 永松ながまつ 麻美あさみ 

自分自身が、ニキビやアトピー、肥満で容姿コンプレックスの塊だったことから美容の道を志し、エステティシャンに転身。女性がキレイになっていくことで自信をもち、生き生き輝く姿に変化する魅力に惹かれて資格取得、サロン勤務経験後、28歳でフェイシャル専門サロン&スクールSUHADAを開業。肌質改善や小顔エステなど2万人以上の美容に携わる。

エステティシャンとしてのサロンワークだけでなく、美容家として、記事執筆、美容講座、プロ向けの講座、スクールの主宰、メディアで美容情報を発信するなど活動は多岐にわたる。
著書「シワとりパーフェクトブック」(産業編集センター)/「正しい知識がわかる美肌事典」(高橋書店)

敏感肌のための毎日のスキンケア方法は?

敏感肌の人の基本的なスキンケアは、乾燥をしっかりと予防し、バリア機能の低下を防ぐことが必要です。
刺激の強い角質ケアなどは慎重に行う必要があります。
クレンジングや洗顔など「落とすアイテム」の洗浄力が強いと乾燥やバリア機能低下の原因になるため、洗浄力が優しいものを選びましょう。
その際は、落としやすいメイクとセットで使用することが重要です。

乾燥させないためには、温度の高いお湯でのクレンジング洗顔や長時間のスチームの使用は避けることも有効です。
メイク落としシートや拭き取り化粧水などの摩擦の多いスキンケアアイテムは常用しない方が良いでしょう。

低刺激処方のアイテムを上手に使う

お肌を乾燥させたり、刺激になりやすい成分を避けるのも大切です。
アルコール(エタノール)成分、紫外線吸収剤、濃度の高いビタミンC、
オーガニック製品でも精油成分の濃度の高いものは敏感要素のある肌にとって刺激になるリスクがあります。
これらはなるべく避けた方が無難です。

実は、敏感症状が出ている時は、プラスのケアをするよりもマイナスのケアが必要なのです。
保湿不足などはNGですが、基本的には刺激を減らす=肌に触れる成分を減らすことが近道です。
化粧品数が多いと肌に触れる成分数も増え、刺激が増えたりアレルギーリスクが増えることもあります。
あまりあれこれ使うよりも、基本のシンプルケアを重視しましょう。

  • 肌に優しくメイクオフ
  • 自分に合ったアイテム選び

身体の内側からお肌をケアする

肌は身体の健康と密接な関係を持っています。そのため、健やかな肌を保つ基本は、規則正しい生活です。
極端な例えをすると、どんなに素晴らしい化粧品を使っても、お菓子ばかり食べて、睡眠も全く足りていないようであれば、健康な肌を作ることはできません。

食事で身体の基礎づくり

肌の材料になるのは自分が食べたものです。栄養素を肌に運ぶのは血液、そしてその栄養を使って肌が育つのは寝ている時間です。
だからこそ、脂質・糖質・タンパク質、ビタミンミネラルなどの栄養素をバランス良く満たした食事を心がけましょう。
湯船に浸かったり適度な運動で血行を促進すれば、肌に栄養が行き渡りやすくなるのでおすすめです。

  • バランスの取れた食事
  • 巡りをよくする入浴

 

ターンオーバーを支える生活習慣

しっかりとした睡眠と、食生活での心がけが、肌の生まれ変わり「ターンオーバー」を支えます。
毎日規則正しく睡眠を取ることはターンオーバーを促進する基本です。
しかし、身体が整っていなければいくら睡眠を取っても思う効果が得られません。

お酒やタバコ、お菓子など脂質や糖質を過度に摂取するのは、内臓の負担になるだけでなく、
活性酸素(細胞を錆びさせ肌トラブルや肌老化の原因になる強い酸素)を大量に発生させるため、なるべく避けましょう。
とくにお酒や甘いものを日常的に摂取していると、体内でそれらを処理する際にビタミンB群などが大量に使われて不足しがちです。

実はこれらビタミンB群は、お肌のターンオーバーに関わる栄養素で、健康な肌作りには欠かせません。
積極的な摂取はもちろん、無駄に使われないようにする事も意識しましょう。

 

肌トラブルの際の応急スキンケア

日頃から気をつけていても、うっかり肌トラブルが起こってしまうことがあるかもしれません。
そんな時は、応急スキンケアがオススメです。
トラブルの種類によっても応急処置は変わりますので、自分の肌状態に合わせて対応しましょう。

肌トラブル①ヒリヒリ、化粧品がしみる!

お肌がヒリヒリしたりしみるときは、化粧水や美容液など
「水の多く含まれる製品」はしみやすいため避けましょう。
オイルやワセリンなどで保護をして様子を見るのがおすすめです。

肌トラブル②熱っぽく赤みがある、なんだかかゆみも…

肌が熱を持っていたりヒリヒリや赤みがある時やかゆみがでた時は、
保冷剤などをタオルハンカチなどで包み肌に当て、
冷やして様子を見てください。

基本的には、急にトラブルが出た時は「触らない・熱や摩擦を避ける・化粧品の数は最低限」を心がけます。 
ただし、対処をしてみても、強烈なかゆみや火照りがある、ヒリヒリを通り越して痛みがある、腫れがある場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。
軽度な症状であっても長期で続く場合は、やはり肌への負担が大きくなるので自己流で解決しようとせずに、専門家に相談してください。
早めに対処をして改善することで、肌への負担を軽減できますよ。

 

敏感肌さんへのアドバイス

敏感な症状がよく出るという人は、どんな時に出るのかをスマホのメモなどに残すことをおすすめします。
敏感肌の原因は「化粧品などの成分」「熱や摩擦」「エアコンなど空気の乾燥や花粉などの環境」など、人によって様々です。
自分の肌トラブルを振り返ることで、ある程度でも「敏感になる原因」が見えてくると気持ちが楽になり、対処もしやすくなりますよ。

自分の敏感肌要因が避けられなかったとしても、規則正しい生活をして健康な肌を育むことができれば、症状が出にくくなったり、症状が軽減される可能性もあります。自分の肌や身体のクセを掴んで、予防に努めてみてください。

化粧品は美肌のサポートをしてくれますが、何よりも優れているのは、肌本来が持つ保湿機能とバリア機能の力が必要です。
皆さまが健康で美しい素肌を手に入れて、肌トラブルで悩むことがなくなる日を祈っています。

<参考文献>「正しい知識がわかる美肌事典」(高橋書店)

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