SKINCARE
2022.01.03
美容ツボ押しで、乾燥肌にうるおいを。
東洋医学の肌ケア【ツボ押し編】
お肌のトラブルはさまざまありますが、特に多くの方が悩むのがシワ・シミ・乾燥のトラブルです。
それはもしかしたら、身体の内側からの巡り不足のサインかもしれません。
今回は、近藤治療院 鍼灸部の鳴島 友理先生をお招きし、ご自宅で簡単に押せる美容ツボを教えていただきました。
お悩みに合わせたツボ押しを生活に取り入れて、お肌の悩みを解消しませんか。
近藤治療院 鍼灸部 院長 鳴島 友理先生
”0歳から大人まで”通えるアットホームな鍼灸院「近藤治療院 鍼灸部」の院長。「小児はり」を使って子育ての”困った”を解決する他、「大人の体ケア」や「美容はり」の施術も行う。家族みんなが笑顔で頑張れるように、東洋医学の観点からサポートする。
東洋医学から見た肌トラブル
肌トラブルが起こるのは、バリア機能が低下して、お肌の水分保持が出来なくなることが主な原因です。
東洋医学では、肌のバリア機能の低下は、身体の内側のバランスが悪くなっているからと考えられています。
今回は、今すぐに取り入れられるお肌の保湿ツボをご紹介しますので、お悩み解消にぜひ役立ててくださいね。
ツボとは?
ツボは別名「経穴(けいけつ)」とも呼ばれます。
身体表面の特定の部位にあり、「気・血・水」の滞りに関わる場所と考えられています。
ツボに刺激を与えることで、体調の調整や諸症状の緩和を行うことができます。
鍼灸を用いた治療もこのツボを刺激するものですが、ご自宅ではもっと簡単に、指を使うことでツボを活用できますよ。
お肌の保湿に効果あり! お顔のツボ
顔周りのツボは、スキンケアの時間に取り入れやすいツボの一つ。
朝晩のお手入れに合わせて、ツボ押しを取り入れてみませんか?
巨髎(こりょう)
別名若返りのツボといわれるくらいお肌の悩みに大事なツボ。乾燥肌、顔のむくみ、シワやニキビ、目の下のクマなどに効果があります。
場所:瞳孔から真下に下したラインと小鼻の下のラインの交点
押し方:にっこり笑顔を作った状態で、5秒ほど押しながら鼻で深呼吸します。
これを朝晩5セットがおススメです。
缺盆(けつぼん)
顔や首のリンパの流れが良くなります。その結果お肌が潤い、シミやクマを改善し血色がよくなります。
場所:鎖骨の上のくぼみの真ん中
押し方:血管やリンパを傷めないように優しい力でくるくる押します。
5秒間かけて右回しで押し、5秒間かけて左回しで押す。
これを3~5回繰り返します。朝晩1セットがおススメです。
お仕事中でもこっそり肌ケア。 足のツボ
日中でも押しやすい足元のツボ。
お仕事の合間や家事の合間に取り入れて、身体の巡りをよくしましょう。
足三里(あしさんり)
お肌の栄養状態を改善し、肌荒れやシワに効果があります。
場所:ひざのお皿の外側にある出っぱった骨から指3本分下にあるくぼみ
押し方:すねの筋肉をほぐすように、親指か中指でぐりぐり1分間程度押しましょう。
1日1セットがおススメです。
血海(けっかい)
お肌の新陳代謝がよくなり、シミやクマを改善し血色よくします。
場所:ひざのお皿の内側の角から指3本分上
押し方:親指で押すと少し痛いくらいの力加減で、
5秒間かけて押し、3秒間かけて力を抜くを3~5回繰り返します。
1日1セット、毎日やりましょう。
身体の内側をケアして、素肌まで美しく
いかがでしたでしょうか?1回2分足らずで、お悩みに合わせたケアが叶うのは、手軽にできるツボ押しならではの魅力です。
ツボ押しは、身体の外側から、内側に働きかけるもの。お肌の美しさは身体の内側の健康状態と密接な関係があるのです。
ツボ押しだけではなく、適切な睡眠とバランスの取れた食生活、適度な運動も取り入れることで、
身体の内側と外側を健やかに美しく保つことができます。
健やかな身体と、丁寧なスキンケアを行えば、肌トラブルに悩まされることも少なくなるはず。
ツボ押しを取り入れながら、規則正しい生活リズムで、満ち肌美人を目指しませんか。
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