満ち肌になるための正しいクレンジング

クレンジングは、化粧水や美容液で肌を保湿をするのと同じくらい、大切なスキンケアのひとつです。
間違った方法でクレンジングを続けてしまうと、メイクがきちんと落ちきらなかったり、肌がゆらぐ原因になります。
そこで今回は、正しいクレンジングの方法や注意点について、ヘアメイクアップアーティストの森田玲子さんにお伺いしました。
肌質に合ったクレンジングで、うるおい溢れる満ち肌を目指しませんか。

ヘアメイクアップアーティスト/一般社団法人セルフ美容協会理事
森田もりた 玲子れいこ さん

セルフ美容に精通する美容ライターとして活動したのちに、パーソナルカラーやヘアメイク技術など、美容資格・技術を多数修得し、ヘアメイクの世界に入る。広告撮影、ブライダルなど、幅広いジャンルでヘアメイクを経験。
2017年に一般社団法人セルフ美容協会®️を設立し、理事に就任。
現在は、現場での活動のみならず、ヘアメイク講師、イベント登壇、美容媒体の運営・監修など、活動は多岐に渡る。

肌にはクレンジングが一番大切。そのワケは?

正しくクレンジングをすることは、スキンケアの中で一番大事だと言っても過言ではありません。その理由は、肌本来の機能にあります。
肌は、水分や皮脂を保持して潤いをあたえる機能はあるものの、自らメイク汚れを落とす機能は持っていません。
つまり、メイクの後にきちんとクレンジングをしなければ、汚れがどんどん蓄積してしまうのです。

もし、正しくクレンジングができなかったら?

毛穴が詰まってニキビができたり、余分な角質が溜まって肌が乾燥したり、ゴワゴワしたりします。
すると、どんなに化粧水を塗っても浸透しにくくなり、乾燥は悪化してしまいます。
乾燥が続くと、肌を守るためのバリア機能が正常に働かなくなり、ゆらぎやすい敏感な肌になってしまいます。
 
そのため、化粧水や美容液を使った“与えるケア”も大切ですが、まずは、“落とすケア”を見直すことが満ち肌への近道なのです。
肌の汚れがきちんと落ちていれば、シミやシワなどの悩みがあったとしても、透明感が出て肌がきれいに見えますよ。




あなたにぴったりのクレンジングは?

クレンジングにはさまざまな種類があるので、どのような物を選んだらいいかわからない人も多いのではないでしょうか?
毎日のように使うクレンジングは、自分の肌質やその日の肌状態、またはメイクの濃さによって使い分けをするのもおすすめです。
ここでは、主なクレンジングの種類や、それぞれの特徴をご紹介します。

オイルタイプ

洗浄力が高いため、ウォータープルーフのマスカラやアイライン、濃いメイクも素早く落とすことができます。長時間肌の上にのせていると、肌に必要な水分や皮脂まで落としてしまうこともあるので、すぐに洗い流しましょう。使った後は、よく保湿することを心がけましょう。
こんな方におすすめ:普通肌の人、さっぱりした洗い上がりが好きな人、濃いメイクをしている人、素早くメイクを落としたい人

クリームタイプ

洗浄力があり、保湿力があります。柔らかい質感のため肌になじませやすく、摩擦刺激が少ないのが特徴です。マッサージをしたくなるような心地よい質感ですが、界面活性剤が多く含まれているので、メイクとなじませたらすぐに洗い流しましょう。
こんな方におすすめ:乾燥肌の人、しっとりした洗い上がりが好きな人

ジェルタイプ

オイルタイプと同じくらい洗浄力が高く、濃いメイクでもしっかりと落とすことができます。乾燥しにくいのにベタつきが残らないので、クリームタイプのこってりした洗い上がりが苦手な人にもおすすめです。

こんな方におすすめ:乾燥肌の人、濃いメイクをしている人、ベタつきが苦手な人

リキッド(ローション)タイプ

コットンに染み込ませて拭き取るタイプのクレンジングです。手軽にメイクを落とせますが、強く擦ると刺激になるので、優しく拭き取りを行うこと、コットンがひたひたになるくらい染み込ませてから使用することが大切です。オイルフリーのものが多いため、さっぱりした洗い上がりです。

こんな方におすすめ:普通肌・脂性肌の人、素早くメイクを落としたい人

ミルクタイプ

水分量が多いため、肌への負担が少ないクレンジングです。洗浄力は弱いので、ナチュラルメイクの日におすすめです。美容液や乳液のようなゆるめの質感で、肌なじみも抜群です。肌がゆらぎやすい生理前や、肌が敏感になっているときにもおすすめです。

こんな方におすすめ:敏感肌・乾燥肌肌の人、メイクが薄めの人

バームタイプ

洗浄力があり、しっとりした洗い上がりです。体温で溶けるとオイル状に変化するので、肌なじみがよく摩擦刺激なくメイクを落とせます。ダブル洗顔不要のものが多いので、時間をかけずにクレンジングできるのも魅力です。油分が多いので、毛穴詰まりや角栓が気になっているときに使用するのもいいです。

こんな方におすすめ:乾燥肌・敏感肌の人、濃いメイクをしている人、毛穴の詰まりが気になっているとき

肌質を選ばず使えるバームタイプクレンジング

さまざまなクレンジングの種類をご紹介してきましたが、色々な肌タイプの方におすすめできるのがバームタイプのクレンジングです。
洗浄力が高い上に毛穴の汚れもすっきり落ちるので、肌のくすみや毛穴詰まりが気になるときに使用するのもよいでしょう

クレンジングバームの正しい使い方

1.
乾いた状態の手に、さくらんぼ大のクレンジングを取ります。
2.指の腹を使って、乾いた状態の肌全体にやさしくなじませていきます。肌を擦らないように注意しましょう。
3.マスカラやアイラインなどのメイクが落ちにくい目周りは、薬指と中指の2本で優しくなでるようになじませます。
4.オイル状に変化してメイクとなじんだら、34℃前後のぬるま湯を少量肌全体になじませて乳化させます。
5.オイルが水と混ざり白く乳化したら、34℃前後のぬるま湯で全体を洗い流します。
 油分が残っているとニキビなどの肌トラブルの原因となるので、生え際などのすすぎ残しをしやすい部分はよくすすぎましょう。

バームクレンジングの注意点は?

01.スパチュラですくう
バームクレンジングを容器からすくう時は、必ずスパチュラを使いましょう。
つい指先で取りたくなってしまいますが、繰り返し行っていると、雑菌が繁殖する可能性があります。
清潔な状態で使い続けるためには、スパチュラを使用するのがベストです。
 
02.手や肌が乾いた状態で使う
バームクレンジングは、オイルを固形状にしたものです。そのため、しっかりとメイクとバームがなじむように乾いた状態の手で、乾いた肌に使用します。
そうすると、バーム本来の高い洗浄力を発揮することができます。
 
03.高温・多湿を避けて保管する
保管するときは、高温・多湿を避けて、直射日光の当たらない場所にしまっておきましょう。
バームは、熱で溶けやすいので、お風呂場に置きっぱなしにするとオイル状に溶けだしてしまいます。
 
04.マッサージに使用しない
バームタイプのクレンジングは、肌当たりが気持ち良くて、マッサージをしたくなる方も居るかもしれません。
ですが、どんなに肌にやさしい成分が入っていたとしても、クレンジングであることに変わりありません。
長時間肌の上にのせていると刺激になってしまいます。メイクを落としたら、なるべく早く洗い流しましょう。

<参考文献>
学研プラス 肌美人になるスキンケアの基本 https://hon.gakken.jp/book/2380021100
一般社団法人日本エステティック協会 新エステティック学 理論編Ⅱ

  • すすぎ残しがないように丁寧にすすぎます
  • 風通しの良い場所で保管しましょう

まとめ

今回は、クレンジングの重要性や種類、正しいクレンジングの方法についてご紹介していきました。
クレンジングのやり方を見直すだけでも、翌日のメイクのノリが良くなったり、肌のゴワつきが気にならなくなったり、肌に変化が起こると思います。
くすみのない、美しい満ち肌を目指すためにも、正しくクレンジングを行ってくださいね。

敏感肌にやさしい、Denovisクレンジングバーム

スティンギングテストをクリアした低刺激処方のクレンジングバーム。
肌になじませることでオイル状へと変化し、メイクも肌汚れもしっかり浮かせて洗い流します。洗い上がりもしっとりとうるおいが持続。W洗顔不要です。

スティンギングテストとは?
刺激を感じやすい「敏感肌」の方の頬に化粧品等を塗布し、感覚刺激の有無を調査するヒト臨床試験のこと

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