生理前のニキビや肌荒れ。セルフケアのポイントは?

「ニキビができる」「肌荒れしやすい」など、生理前の肌トラブルに困った経験はありませんか?
生理前は肌のコンディションが崩れやすく、特に敏感肌の人は変化を感じやすいかもしれません。
この記事では、生理前に肌荒れしやすい理由と対策をご紹介します。

美容ライター 湯浅ゆあさ みちこ 

エステティシャンとして現場で8年勤務後、スタッフ教育などサロン運営を経験。
コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、コスメ薬事法管理者の資格を取得し、美容ライターおよび薬事法ライターとして活動している。思春期ケアから更年期の肌悩みまで幅広く対応している。

生理前に肌荒れしやすいワケは?

生理前に肌荒れしやすい大きな原因として、女性ホルモンの影響が挙げられます。
黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)という2つの女性ホルモンの変動により肌の調子が左右されます。

黄体ホルモン(プロゲステロン)による影響

排卵後に増加する女性ホルモンで基礎体温では高温期にあたります。
皮脂分泌が活発になることで、ニキビを引き起こしやすくなり、生理前の肌のべたつきやごわつきも黄体ホルモンによる影響が大きいです。

卵胞ホルモン(エストロゲン)による影響

生理が始まると黄体ホルモンは低下し、徐々に増えてくるのが卵胞ホルモン(エストロゲン)です。
基礎体温では低温期にあたります。生理前はニキビが出るけど、生理が始まったら落ち着いたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
エストロゲンは肌にハリやつやを保つ「美肌ホルモン」と言われており、健康的な肌を維持する働きがあります。

プロゲステロンが無ければ美肌に良さそうと思うかもしれませんが、エストロゲンとプロゲステロンはどちらも必要なホルモンです。
プロゲステロンは妊娠しやすく子宮を柔らかくし、子供を宿すための子宮の働きに欠かせないホルモンなのです。
この2つのホルモンはバランスが重要で、多すぎても少なすぎても体に不調をきたす原因になりやすいです。

生理前に出やすい肌トラブル



生理前の肌トラブルが出やすい時期は、排卵後から生理までの間です。
基礎体温では高温期にあたり、プロゲステロンが増加しています。この時期は肌荒れしやすいので注意しましょう。
乾燥肌の人は、バリア機能が低下することで外からの刺激を受けやすくなります。
特に生理前の1週間は肌トラブルが出やすくなるので、必要以上に肌を触らないほうがよいでしょう。

起こりやすい肌トラブル

□ニキビ、吹き出物
□べたつき
□かゆみ、赤みなどの炎症
□ごわつき、ざらつき

生理が終わっても肌トラブルが解消されない時は?

生理以外にも、食事や睡眠、ストレスなどが原因で肌荒れになることがあります。
生理が終わっても肌トラブルが改善しないようなら、原因は女性ホルモン以外の可能性がありますので、
生活習慣や化粧品の相性をチェックしてみると良いでしょう。
他に原因があるかどうかを見極めるためにも、肌の状態を常にチェックしておくと良いですね。

重要なのは生理前!1週間前の肌トラブル対策

生理は毎月訪れるものなので、できるなら肌トラブルを予防して快適に過ごしたいものです。
排卵後からプロゲステロンが増加していき、徐々に肌にべたつきが出やすくなってきます。
そのため、生理直前4〜5日が一番ニキビが出やすい時期に当たる人が多いので、その2〜3日前、
つまり生理予定日から1週間前からが対策時期と考えておきましょう。

1週間前にすでにニキビが出るという方は、生理予定日の2週間〜10日前くらいから気をつけると良いですね。
ここからは生理前に取り入れたいスキンケアと生活習慣についてお伝えします。

クレンジング・洗顔の落とすケア

クレンジングは多めに手に取り、肌摩擦がおきないようにやさしくなじませてオフしていきます。
肌が脂っぽいと念入りに洗顔をしたくなりますが、短時間で洗い流してください。
バリア機能を低下させないように、肌に必要なうるおいを守りながらやさしく落とすことが大切です。
ピーリングやゴマージュなどの角質ケアもなるべく控えましょう。

化粧水やクリームで与えるケア

沢山のアイテムを重ねるよりも、化粧水や美容液、クリームの3点程度のシンプルケアがおすすめです。
生理前になると、いつもは感じない肌刺激を感じる時があるからです。
化粧水やクリームを重ね付けして、適度に保湿をしていきましょう。
生理前は新しい化粧品への切り替えは極力避け、生理後の落ち着いた時期に行なうようにしてください。


  • 落とすケア

  • 与えるケア

生活習慣

生理前は普通の生活をしていても、女性ホルモンの影響でニキビができやすくなります。
特に食生活と睡眠は肌の調子に直結しやすいので、意識して生活してみましょう。

■食生活
バランスの取れた食生活が美肌には欠かせません。
しかし実は、生理前の対策としては美肌につながる栄養を摂るよりも、肌トラブルに繋がる食品を避ける方が重要です。
ニキビを刺激しないためにも、以下の食べ物は避けたほうがよいでしょう。
・乳製品
・ホエイプロテイン
乳製品の中でもスキムミルクや、牛乳由来のホエイプロテインはニキビができやすくなる原因であると報告されています。
ニキビに繋がりやすい食品を避けるほうが、生理前のニキビ悪化の歯止めになると考えられています。

■睡眠
肌の状態は睡眠にも影響されやすく、生理前は寝不足にならないように十分な睡眠を取ることをおすすめします。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、良質な睡眠を取ることでバランスが整います。
睡眠不足になると、交感神経が活発になり皮脂分泌が促進されます。
皮脂過多になることでニキビができやすくなるので、生理前の1週間は早めの就寝を心がけましょう。


  • バランスの取れた食生活

  • 十分な睡眠

生理前の肌荒れを予防して美肌を作ろう

女性の身体はホルモンバランスの変化の影響を受けやすいですが、事前に対策をしておけば影響を最小限に抑えることができます。
「生理前だから肌が荒れても仕方ない」と諦めていた人も、この記事でお伝えしたスキンケアや食生活を意識して、生理前の肌荒れを予防しましょう。
身体と肌との付き合い方を見直して、生理中も快適かつ美肌に導く習慣をはじめてみませんか。

<参考文献> ヘルスケアラボ(月経前症候群(PMS)) / ニキビ研究室 /あすか製薬 Mint+(女性ホルモン)肌トラブル大全(WEVE出版)  小林智子、P80 皮脂分泌の促進を抑える食事

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